上司へのワインプレゼントはどう選ぶ?
上司へのワインプレゼントを考えているアナタ。ワインが好きな上司だから、ワインにしよう!と考えたまではいいけれど、一体どれを選んで良いのか分からない…
ワインをプレゼントするというのは、自分のを選ぶより、実は難しいんですよね!
こんにちは、ソムリエManon(マノン)です。
ワインに携わって、もう8年が過ぎようとしています。
ソムリエということで、これまでいろいろな質問を沢山、いただいてきたのですが、このワインプレゼントに関しての質問がとても多いことに気が付き、このサイトを立ち上げることにしました。
ワインプレゼントは、気の置けない友達へ贈ったり、パーティーに持ち寄るために購入したりと、私たちにとって割と身近におこなっていることなのですが、こと、上司へのプレゼントとなると、とても身構える方が多いように思います。
なぜなら、ワインをプレゼントするという行為は、選ぶ人の知性や思いやりまで伝わってしまうからです。
仕事でいつもお世話になっている上司への贈り物。感謝の気持ちが伝わって、喜んでもらえて、さらに自分のこともちょっぴり分かってもらえたら、こんな嬉しいことはありませんよね。
ワインプレゼント 失敗談その1
先日こんなことがありました。ある方が、やはりご自分の上司にワインを贈りたいとのことで、「彼の好きな銘柄を知っているからそれを買って来ればいいよね」と出かけて行かれたことがありました。
でも、なにも買わずに帰宅されたんです。
なぜだと思いますか?
そうなんです、買えずに帰宅したその理由は「値段」にありました。
ワインがとてもお好きだと聞いていたのですが、その銘柄はなんと1本9万円だったそうです。
プレゼントとして選ぶときには、予算も考慮しなければなりませんね。
ワインプレゼント 失敗談その2
もうひとつ、お話ししましょう。
Kさんという方が、取引先のパーティに出席するので、ワインをプレゼントしようと、洋酒店へ行かれました。彼は時間だけが気になって「とにかく2本ほど頼むよ」と言ってお店の人に任せたのでした。
お店の方がワインを選ぼうとして、いくつか質問をしたようですが、彼はかかって来る電話の応対で、店員とはろくに話もしようとしませんでした。店員は少し困りましたが、とりあえず大衆的で値段も手ごろな無難なものを選びました。
取引先のパーティーに行ったKさん。「ワインがお好きだとお聞きしたので、持ってきました!」と、意気揚々と取引先の方にそのワインを勧めました。
言葉では、ありがとうございますと丁寧にお礼を述べられたのだそう。
でも、肝心のプレゼントにはあまり口をつけてはくれず、ビールを飲む始末...。
「ワイン好きの人には、いいかげんに選んではいけないんだね」と仰っていたのが印象的でした。